セマンティックHTMLの実際のコード例

2025.12.08

セマンティックHTMLとは、タグ本来の「意味」に沿ってページをマークアップすることです。
SEO・アクセシビリティ・保守性の向上につながるため、Web制作では必須の考え方となっています。

この記事では、「div」タグで実装されてしまうことの多い「section」「nav」「main」「aside」の正しい使い方を、コード例を交えて解説します。

1.sectionタグの正しい使い方

1-1.「見出しのある独立したコンテンツブロック」に使う

section は何となく使われがちですが、実は明確な使い方があります。

section を使うべき条件
Google公式も述べている通り、見出し(h2/h3 など)が付く “意味のあるまとまり” のときだけ section を使うというルールがあります。
● 使うべき例

  • 会社概要
  • 料金プラン
  • サービス紹介
  • よくある質問
  • NEWS一覧

いずれも見出しが存在し、内容として独立しているブロックです。

1-2.正しい例(見出しあり)

<section>
  <h2>サービス紹介</h2>
  <p>当社が提供しているサービスについてご案内します。</p>
</section>

1-3.間違った例(見た目のためだけに section を使う)

<section class="wrapper">
  <div class="inner">
    <p>ただの装飾目的のブロック</p>
  </div>
</section>

装飾目的なら div が正しい。

2.navタグの正しい使い方

2-1.「ページ内の主要なナビゲーション」にのみ使う

nav は「リンク集」であれば何でも使えるわけではありません。
nav を使うべき例

  • グローバルナビ(ヘッダー)
  • フッターの主要リンク
  • サイドバーのメインメニュー
  • パンくずリスト(breadcrumb)

2-2.正しい例

<nav>
  <ul>
    <li><a href="/">ホーム</a></li>
    <li><a href="/service">サービス</a></li>
    <li><a href="/contact">お問い合わせ</a></li>
  </ul>
</nav>

2-3.nav を使うべきではない例

  • ボタンの並び
  • ページ内の単なるリンク
  • SNSアイコンの列(補助目的のリンク)
<!-- SNSリンクのみのブロックは nav にしない -->
<div class="sns-links">
  <a href="#">Twitter</a>
  <a href="#">Instagram</a>
</div>

ページの主要ナビゲーションではないため、nav の意味を持たない。

3.mainタグの正しい使い方

3-1.ページの「主役となるコンテンツ」を囲む

main は ページ内で一回しか使えない 重要なタグです。
main を使うべき部分

  • 記事本文
  • 商品詳細エリア
  • サービス説明エリア
  • LP のメインコンテンツ

3-2.正しい例:

<main>
  <h1>会社概要</h1>
  <p>当社の企業情報をご紹介します。</p>

  <section>
    <h2>沿革</h2>
    <p>当社の歴史をご紹介します。</p>
  </section>
</main>

3-3.main に入れてはいけないもの

  • header
  • footer
  • サイドバー(aside)
  • 重複するナビゲーション

4.asideタグの正しい使い方

4-1.「補足情報」「サブ情報」に使用する

aside は「メインではない補足的なコンテンツ」を表します。
使うべき例

  • サイドバー
  • 広告ブロック
  • 関連記事
  • プロフィール(メイン記事とは独立した補足情報)

4-2.正しい例:

<aside>
  <h2>関連記事</h2>
  <ul>
    <li><a href="#">HTMLの基本構造</a></li>
    <li><a href="#">SEOに強いマークアップ</a></li>
  </ul>
</aside>

まとめ

タグ正しい用途
section見出し付きの独立したコンテンツブロック
navページの主要ナビゲーション(主にリンク集)
mainページで最も重要な主コンテンツ(1ページに1回)
aside補足情報、サブ情報(サイドバーなど)
div意味のないコンテナ(装飾や構造調整用)

セマンティックHTMLは、タグの意味を理解して適切に使うことが最も大切です。
正しくマークアップすることで、SEOやアクセシビリティ、コードの保守性が大幅に向上します。

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