WEBGLとは?実装方法とThree.jsについて解説

2025.11.30

Webサイト上で立体的な表現やインタラクティブなアニメーションを目にする機会が増えました。
これらの多くは「WebGL」と呼ばれる技術によって実現されています。
本記事では、WebGL の基本から実装方法、さらに代表的なライブラリである Three.js を使った開発について分かりやすく解説します。

また、当サイトでは GUI操作でパーティクルアニメーションのコードを自動生成できるツールも公開しています。
難しい Three.js コーディングをせずに、パラメータを調整するだけでアニメーションを作成できますので、ぜひお試しください。

1.WebGLとは?

WebGL(Web Graphics Library) とは、ブラウザ上で 3D グラフィックスや 2D グラフィックスを高速に描画するための標準仕様です。
特別なプラグインを必要とせず、Google Chrome、Firefox、Safari、Edge など主要なブラウザでそのまま動作します。

WebGL は OpenGL ES と呼ばれるグラフィックス技術をベースにしており、GPU(グラフィックボード)の性能を活用できるため、以下のような表現が可能です。

  • 3D空間の構築
  • 光源・影などリアルなライティング
  • 高度なアニメーション
  • ゲームのような操作性
  • インタラクティブなビジュアル演出

企業サイトのメインビジュアルや商品紹介、アート表現、Webゲームなどなど、幅広い用途で活用される技術です。

2. WebGLの実装方法

WebGL はローレベルな API(低階層の処理)であるため、素の WebGL を扱うにはかなり専門的な知識が必要です。

例:

  • シェーダー(GLSL)を記述
  • バッファの生成
  • 行列計算
  • テクスチャの管理
  • カメラや光源の計算

そのため、初心者がいきなり WebGL を直接書くのは難易度が高く、実務でもほとんどの場合は Three.js のような WebGL ライブラリを使って実装するのが一般的です。

3. Three.jsとは?

Three.js は WebGL を扱いやすくするために作られた、最も有名な JavaScript 3Dライブラリです。
WebGL の複雑な処理を抽象化し、初心者でも比較的簡単に 3D 表現を構築できるのが特徴です。

Three.js の主な機能は以下の通りです。

■ Three.js の特徴

  • カメラ、ライト、メッシュ(3Dオブジェクト)などを簡単に扱える
  • マテリアルの種類が豊富(Phong, Standard, Physical など)
  • モデル(glTFなど)の読み込み機能
  • 影、反射、環境マップなどリアルな表現に対応
  • アニメーションシステムあり
  • パーティクル、ジオメトリ、ポストエフェクトも実装可能

WebGL で本来必要な複雑なコードを Three.js が内部で処理してくれるため、開発コストを大幅に下げつつ本格的な 3D 表現が可能になります。

4. Three.js の基本的な実装手順

実際に Three.js で 3D 表現を作る場合、基本的な流れは以下の通りです。

① シーン(Scene)の作成

3D 空間の「入れ物」を作成します。

const scene = new THREE.Scene();

② カメラ(Camera)の設定

視点・画角を決めるカメラを配置します。

const camera = new THREE.PerspectiveCamera(75, window.innerWidth / window.innerHeight, 0.1, 1000);
camera.position.z = 5;

③ レンダラー(Renderer)を作成

描画処理を担当するレンダラーを準備し、canvas に描画します。

const renderer = new THREE.WebGLRenderer();
renderer.setSize(window.innerWidth, window.innerHeight);
document.body.appendChild(renderer.domElement);

④ メッシュ(立体)を追加

例えば箱(Box)を表示する場合:

const geometry = new THREE.BoxGeometry();
const material = new THREE.MeshStandardMaterial({ color: 0x00ff00 });
const cube = new THREE.Mesh(geometry, material);
scene.add(cube);

⑤ ライト(光源)を追加

const light = new THREE.DirectionalLight(0xffffff, 1);
light.position.set(5, 5, 5);
scene.add(light);

⑥ アニメーションループ

function animate() {
  requestAnimationFrame(animate);
  cube.rotation.x += 0.01;
  cube.rotation.y += 0.01;
  renderer.render(scene, camera);
}
animate();

このように、Three.js を使うことで、数十~数百行のコードで 3D 表現を作成できます。
ジオメトリの形状は公式サイトで確認ができます。

5. Three.js を使うメリット・デメリット

■ メリット

  • WebGL を直接扱うより圧倒的に簡単
  • 豊富なチュートリアルとサンプルが存在
  • Web制作・広告表現の現場でも利用されている
  • glTF などの 3Dモデルとの相性が良い

■ デメリット

  • 多機能ゆえに最初は慣れるまで少し時間が必要
  • 高度な演出の場合はパフォーマンス調整が必要
  • ライブラリサイズがやや大きい

とはいえ、WebGL を使った表現の大半は Three.js で十分に実装可能です。

6.パーティクルアニメーション

Three.js を使えば、パーティクル、エフェクト、インタラクションなど高度な表現も比較的簡単に実装できますが、とはいえコード量が多く初心者にはハードルが高い部分もあります。

そこで当サイトでは、GUI操作だけでパーティクルアニメーションを生成し、Three.js 用のコードをそのまま出力できるツールを公開しました。
粒子数や色、速度、サイズなどを画面上で調整するだけで、自動的にサンプルコードが生成されるため、WebGL を触ったことがない方でも簡単に利用できます。

プロトタイプ制作や演出作りの時間が大幅に短縮できますので、ぜひお試しください。

まとめ

WebGL はブラウザ上で動作する高性能な 3D グラフィックス技術であり、Three.js を利用することで比較的簡単に実装できます。
モダンな Web 表現として、企業サイト・採用サイト・ブランドサイトなど多くの場面で導入が進んでいます。
さらに、当サイトの生成ツールは、実装のハードルを大きく下げることができますので、WebGL に興味がある方はぜひ触ってみてください。

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