セマンティックHTMLとは?

2025.12.03

Web制作において「セマンティックHTML」という言葉を聞く機会が増えています。
セマンティック(semantic)とは「意味的」「意味を持つ」という意味で、セマンティックHTMLとは“タグ本来の意味に沿った構造でマークアップすること” を指します。

検索エンジン(Google)やスクリーンリーダーなどに、Webページの構造を正しく伝えることができ、SEO・GEO・アクセシビリティの両面で非常に重要です。


1.セマンティックHTMLを使うメリット

1-1. SEOに有利

Google は「意味のある構造」を理解しやすくなるため、ページ内容を正しく評価しやすくなります。
h1〜h6、nav、article などの構造が適切に使われていると、クローラーが内容をより正確に把握できます。

1-2. アクセシビリティが改善

視覚に障害のあるユーザー向けのスクリーンリーダーなどがページの構造を理解しやすくなり、ユーザーに優しいサイトになります。

1-3. コードの可読性が向上

意味を持つタグを使うことで、開発者が見ても構造が分かりやすく、保守性が高まります。


2.意味を持つ(セマンティックな)HTMLタグ一覧

以下は、“何の役割なのかを明確に示すタグ” です。

2-1.ページ構造系

  • header:ヘッダー領域
  • nav:ナビゲーション
  • main:ページの主要コンテンツ
  • footer:フッター領域
  • section:内容の区分
  • article:独立した記事・コンテンツ
  • aside:補足情報(サイドバー等)

2-2.文章構造系

  • h1〜h6:見出し
  • p:段落
  • ul / ol / li:リスト
  • figure / figcaption:画像とその説明
  • blockquote:引用文
  • address:連絡先情報

2-3.強調系

  • strong:強い意味での強調(重要性を示す)
  • em:感情的な強調(イントネーション)

3.意味を持たない(非セマンティック)HTMLタグ一覧

以下は、意味を持たず、見た目の調整や汎用コンテナで使うタグ です。

  • div:汎用ブロック要素
  • span:汎用インライン要素
  • b:太字(意味はない)
  • i:斜体(意味はない)

これらのタグ自体には役割がありません。
そのため、構造を表現する用途ではなく、デザインやスクリプト処理用として使用されます。


4.セマンティックHTMLを使うべき場面

  • ページ全体の構造を作るとき
  • コンテンツに意味づけしたいとき
  • ブログ記事・ニュース記事をマークアップするとき
  • ナビゲーションやサイドバーなど役割が明確なとき

逆に、装飾目的やライブラリの構造など、意味付けが難しい部分は div / span を使うのが一般的です。


まとめ

セマンティックHTMLとは、ページの構造やコンテンツの役割を明確に示すタグを正しく使うこと です。
意味を持つタグを活用することで、SEO・アクセシビリティ・保守性すべてが向上します。

とはいえ、すべてをセマンティックタグに置き換える必要はなく、状況に応じて div や span も併用します。
適切なバランスで「意味のあるHTML」を意識することで、より良いWebサイト構築が可能になります。

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